生産者

2024.07.09

青森県『にんにくのよしだ家』仲間とともに、信念を持って作り続ける栄養たっぷりのにんにく

FIT FOOD HOMEでは、7月10日(水)に青森県三戸町「にんにくのよしだ家」でとれたにんにくを使った特別メニューを発売します。

よしだ家さんのにんにくは、にんにくの聖地・青森で大切に、丁寧に育てられています。
大地の栄養をたっぷりと吸い込んだにんにくは栄養満点。
食べる方のことを想い、信念を持って手間ひまかけて作っています。

代表の吉田さんをはじめとするスタッフの皆さんで、まっすぐに向き合って収穫する「全員野球」。
収穫しているところにお邪魔させていただき、お話を伺いました。

よしだ家さんのにんにくとお客様に対する向き合い方を知ると、
にんにくがもっと身近に、さらに好きになるはずです。

山間の盆地の寒さが育てるにんにく

青森県三戸町、山間の静かな集落。
ひと際活気にあふれる畑がよしだ家さんのにんにく畑です。

取材に伺ったのは6月下旬の真夏のように暑い日。
若い世代からおじいちゃんおばあちゃん世代まで、賑やかに収穫作業をしていました。

「私達の仕事は部活のようなものですね」

よしだ家の代表、吉田清華さんは笑顔で汗をぬぐいます。

にんにくは9月下旬から10月の上旬にかけて種を植え、越冬させて6月下旬から7月上旬にかけて収穫します。
よしだ家さんでは畑でにんにくを栽培し、栄養満点のにんにくとオリジナルの加工品を販売しています。

代表の吉田さんの仕事は、栽培からや加工品づくり、販売するためのお客様のやりとりなど多岐に渡りますが、
「植える作業や生育させるための管理、お客様とのやりとりも全て練習試合。この時期の収穫が本番の試合です」
と話します。

にんにくは健康な土の中で、寒さを乗り越えて栄養を蓄え、太陽の光をたっぷりと浴びて一番おいしく食べられるタイミングで収穫することがとても重要ですから、収穫が「本番の試合」となるのです。

 

種を植える前に大切にしていること

栄養満点のにんにくを育てるために、生育管理も大切ですが、もっとも大切なのは「土づくり」。

「土が健全じゃないと、健全なにんにくに育たない。にんにく作りは土づくりがとても重要です。土もしっかりと管理してバランスを整えます。土さえしっかりしていれば元気に育ってくれるんです」と吉田さん。

よしだ家さんの畑では主に有機肥料を使用しています。有機肥料を使うことで、有機物が土の中をめぐり、バランスを整えてくれるそうです。

バランスの良い土にするには、数種類の栄養が必要になります。カルシウムを補う貝殻、窒素を補う豚糞や鶏糞、糠、リン・カリウムを補う灰など、土の状態を見ながら加えていきます。どれか1つでも多すぎたり足りなかったりすると土のバランスは崩れてしまいます。

「にんにくは肥料食いです。肥料を食べて成長するものなので、バランスよく土から栄養を取ってもらい、にんにく本来の姿に成長してもらえるようにしています。どれかひとつの栄養が多すぎて、大きなサイズに育つこともありますが、それでは味が落ちる。より味の良い物、栄養価の高い物にするために、有機肥料のバランスを大事にしています」

健全な土の中で、生育もしっかり管理されて育ったよしだ家さんのにんにくは糖度も高め。吉田さんの息子さんも「お母さんのにんにくは違うね」と言って、喜んで食べてくれるそうです。

 

より多くの人に味わってもらうための加工品づくり

にんにくを調理するのはちょっと大変…と思う方も多いのではないでしょうか。

実は吉田さんもそう考えていたひとりでした。

「やはりにんにくは調理が大変なので、手軽に使えるチューブを作りたいと思いました。日々忙しい人にも美味しいにんにくを食べてもらいたい。そのためには手軽に使えるチューブにしたかった」と吉田さん。

一般的なチューブタイプの加工品はどうしても味が落ちてしまう印象がありました。やはり、チューブタイプに加工するには作り方や保存方法の難しさがあるからです。
しかし、どうしてもすりおろしたてそのままの味で保存できるチューブタイプの商品を作りたいと方法を探りました。

その中で、加工技術を持った企業に委託しようと相談したところ、その企業の方が「どうぞ」と加工するためのレシピを教えてくれそうです。

「加工を委託しようと思っていたので、自分達で作れるようになったことは本当にありがたいです。私はこういう感じで助けてもらえることも少なくない。私って本当に恵まれていますね」

 

美味しいにんにくへのこだわりは種の販売にも

よしだ家さんではにんにくの種の販売もしています。

ネットショップで種の販売を始めたところ、「育て方のコツは?」「こんな時にはどうしたらいいの?」というような問い合わせが多く寄せられるようになり始めたのはYouTubeを利用した育て方のレクチャーです。

「私たちは2014年にYouTubeを始めました。その当時はにんにくの種を売っている業者さんはあっても、その後のフォローアップをしているところはなかったので。他ではやっていないことをしたいという気持ちもありました。種を買っていただいた方のお住まいの地域によって種の発送のタイミングを変えています」

東北と西日本では気温が異なるため、種を植える時期も異なります。購入者の地域を見て、植える時期がきたら種を発送しています。種は保存の仕方も大切で、保存方法が良くないと美味しいにんにくに育たないこともあるのだそうです。

「美味しいにんにくを食べてもらいたい」という想いは種の販売にも表れています。

 

仲間と共に。信念を持って作り続ける

吉田さんがにんにく栽培を始めたのは、お父様が新規就農しにんにく農家になったことがきっかけでした。

にんにくについてはもちろん、農業に関して全く知識がなかったため、県で開催している農業指導の事業で学ぶなどなどして、少しずつ知識を増やしていきました。重機を使った雪かき、大きな農機の運転など、どんな作業も積極的に挑戦して、にんにく農家としての力を付けていきました。

「初めてにんにくを植えた年は、植えれば勝手に育つと思っていたので、草取りも何もしなかった。そしたら畑が草だらけになってしまって。次の年から1年間の計画を立てて作業するようになりました。失敗と言われることは全部経験しましたね」

しっかりと畑を管理して収穫量も増え始めていた中、ある年にセンチュウという虫が発生して全ての畑がダメになってしまったことがあったそうです。

「その時はもうにんにく農家を辞めようと思いました。でもスタッフのみんなが続けましょう、頑張りましょうといってくれて」

スタッフの声に力をもらい、再開を決めた吉田さん。それまで借りていた畑は全て返して新しく畑を借り直して再スタートを切りました。

様々な失敗や大きな苦難を乗り越えて、よしだ家さんでは今年も美味しくて栄養満点のにんにくを収穫しました。

「私たちは信念を持ってにんにくを作っている。努力して作っています。

色々な農家の方がいて、色々な育て方をしている中で、自分達にとって最も良い方法は何かを常に探して、考え、取り入れながら育てています。土を大事に作って、美味しくて栄養のあるにんにくを作っていますので、気に入ってもらえると嬉しいです!」

 にんにくのよしだ家

青森県三戸郡三戸町斗内字菅田110-2
https://www.yoshidaya-garlic.jp/

 


 

 

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