「健康寿命」という
言葉をご存知ですか?
「平均寿命」とは、0 歳から何歳まで生きられるかを統計から予測した「平均余命」のこと です。言い換えれば、特定の人が生きられるおおよその年齢となります。それに比べて「健康寿命」とは、日常生活を制限されることなく健康的に生活を送ることのできる期間のことをいいます。“日常生活の制限”とは、介護や病気などを指し、自立して元気に過ごすこと ができない状態のことです。
とても長生きの方でも、長期間にわたり介護や入院が必要であれば、それは“健康寿命は短い”ということになります。つまり、平均寿命と健康寿命にあまり差がないと、亡くなる直前まで健康に過ごしていたということになり、平均寿命に比べて健康寿命が短くなると、不健康な状態が長いということがわかります。
何歳になっても、ずっと健康体で人生を過ごすために、まずは様々な大きな病気の入口となる“生活習慣病(食後高血糖、高血圧、脂質異常症 etc)”の予防から始めることが大切です。日々の食事内容から意識をすることで、生活習慣病からカラダを未然に防ぐことができ、 その結果、健康寿命を延ばすことにつながると考えられます。ここでは、健康的な食事をする上で基礎となる考え方を皆さんにお伝えします。